今日、職場の方に「なぜ、おたふくかぜは子供の時にやっておいた方が良いのか?」と聞かれました。
以前、無精子症になるとか聞いていたことがあると答えるとその方も知っており、それはなぜかと聞かれました。
なぜ???
調べてみました。
下記のように、合併症、精巣(睾丸)炎を伴って、無精子症になるようです。
ところで、わたしは、おたふくかぜかかってたっけ???
おたふくかぜ:耳の下の唾液腺の耳下腺が腫れて痛くなる病気。
正式名称:流行性耳下腺炎。
原因:おたふくかぜウイルスが感染して起こる。唾液腺でウイルスが増え、飛沫により感染。
治療:痛みなどを抑える薬を使うことがあるが、ウイルスに効く薬はない。
合併症:無菌性髄膜炎、精巣(睾丸)炎・卵巣炎
無菌性髄膜炎:
・他の無菌性髄膜炎と同じ症状で、発熱、頭痛、嘔吐、けいれんなどが症状。
・頻度は、おたふくかぜの2-10%。
・発症時期は、耳下腺が腫れ出してから4日以内が50~60%、耳下腺が腫れ出す前が20%、耳下腺が腫れない場合が4~5%。
・予後は良好で、大部分は2週間程度で後遺症なく治る。
精巣(睾丸)炎・卵巣炎:
・思春期以前はまれ。ほとんどは思春期以降に合併。
・精巣(睾丸)炎は、成人男性の10~30%の頻度で起こり、耳下腺腫脹後4-10日。主な症状は、発熱、頭痛、悪心、精巣(睾丸)の激痛・腫れ、陰嚢の発赤などで、3-7日くらい続く。まれに睾丸の萎縮を起こすこともあるが、片側だけのことが大部分なので不妊症となることはまれ。
・卵巣炎の症状は下腹部痛。