ヨウ素131は、環境によっては大気中や水中で急速に拡散し、簡単に口などから人体組織に取り込まれる。
牛が食べる草に付着し、牛乳を通じて人体に入る可能性。
葉物野菜に付着、あるいは海水魚や淡水魚に蓄積し、それを摂取して入る可能性。
しかし、半減期は8日と短く、数カ月で完全に崩壊する。
ヨウ素は、体内で甲状腺ホルモンを合成するのに必要なため、人にとって必須元素。
人体に摂取、吸収されると、ヨウ素は血液中から甲状腺に集まり、蓄積される。
チェルノブイリ原子力発電所の事故で、住民の甲状腺ガン多発はこのためだ。
放射能汚染が起きた場合、放射性でないヨウ素の大量摂取により、甲状腺をヨウ素で飽和させる防護対策がとられる。
日本では食生活の中で海藻などから自然にヨウ素の摂取が行われる。
ちょっと、原発による海藻類への影響が気になる。
ヨウ素を摂取する機会が少ない大陸では、ヨード欠乏症による甲状腺異常が多く発生したため、アメリカ食品医薬品局(FDA)の規定により食塩の中に一定量のヨウ化ナトリウムが混入されている。
中国では食塩にヨウ素の添加を義務付けている。
中国で食塩が無くなっているのは、このためだろう。
日本ではヨウ素を含有することをうたった鶏卵が販売されている。
セシウム137は半減期が30年で、全面的な炉心溶融で漏出する物質。
食品や水、ちりの吸い込みを通じて摂取され、癌のリスクが高まる。
そして、あまり聞かれないストロンチウム90。
半減期は29年。
化学的にはカルシウムのような動きをするため、骨や歯に蓄積しがち。
原発事故で放出される量はセシウム137と比較すると少ないが、たちが悪い。
チェルノブイリ原発事故では、大量のストロンチウム90が環境中に漏出したとのこと。
主に食品や水を通じて体内に入り、摂取すると骨の癌や白血病の原因となるとのこと。
うーむ。。。
ハッキリ言って、どれも体によくなさそう!!!
専門家も、ハッキリと何がどう悪いかなんて、わからないだろうな~。
前例をもとにしか、言えないだろうし。
まあ、放射能物質を避けた方が良いのは間違いない。
2011年3月30日に輸入された静岡産小松菜から放射能が検出されたとシンガポール政府が声明を出した。
野菜など、良く洗ってから摂取するようにしなければ。。。
↓↓あなたの一票お願いします。m(_ _)m↓↓
人気ブログランキングへ ← モバイルの方はこちらより